2014/12/26

狭額縁と手持ち感の良さの秘密はデザインにあり!SoftBank AQUOS CRYSTAL X

2014年12月19日に発売されたSoftBankのハイスペックスマートフォン「AQUOS CRYSTAL X」は、画面占有率84.4%という驚きの狭額縁技術”フレームレス構造”が魅力の5.5インチ端末。5.5インチと聞くと「なんだか大きそう」と思いがちですが、139x73とポケットに収まるサイズなので、いわゆるファブレットサイズであっても大きさを感じさせません。


すでに発売を開始されていますが、実は発売前にITメディアで行われたタッチアンドトライイベントに参加していました。当日は開発スタッフさんから貴重な話を幾つも拝聴することが出来ましたが、その中でも個人的に気になった「デザイン」についての内容をお届けしたいと思います。


このAQUOS CRYSTAL Xのデザインコンセプトは「景色を切り取るような画面で感動を共有する」というもの。最近のAQUOSシリーズのデザインをみるとよくわかりますが、そうした傾向がより顕著となっており、今回のデザインは最初のデザインスケッチがそのまま継続されたとのこと。

通常、デザインというのは何度か変更が加えられますが、本機はそうした事がない大変「珍しい」ケースだったそうです。


このデザインコンセプトを実現するためには、フレームレス機構が重要なのが言わずもがなというところですが、使用するディスプレイガラスによって印象も大きく変わるということもあり、


様々な厚みのガラス板を置いてフレームレスを実現できているかをチェック。見た目、手持ち感の両方からデザインコンセプトに沿っているかの吟味が行われたそうです。

実際にテストに使われたガラス板を目にしましたが、その違いはあまりわからず(;´∀`)
ただ、ガラスカットの微妙な違いで印象がガラリと変わるとのことでした。SHARPの飽くなき探究心を垣間みた気がします。


また、使用感を印象づけるのに重要な背面の仕上げにもこだわりがありました。こちらも色々なカット・デザインをした背面パネルを用意し、手持ち感をチェック。見た目としてのデザインを重要視しつつも、使い心地とのバランスがとれていないと「長く使えるモノ」にはならないのだと改めて知ることが出来ました。


これまでデザインといえば、主に端末の顔となる外観とカラーにばかり気を取られていました。製品化される前に様々なカラーから吟味して最終的なものを決定するというのはしっていましたが、ガラスや背面など、使い心地に直結する部分も含めたトータルコンセプトを実現してこそのデザインであるのだと。

個人的にデザインというのは商品を購入する際の重要なファクターの1つなので、ここまでデザインについて深堀りした内容を聞けたのは大変貴重な体験でした。


また、この狭額縁を利用した機能を1つ。上の画像は2台のAQUOS CRYSTAL Xを使い、1枚の写真を表示させているもの。フレーム幅が極端に狭いからこそ、2台繋げても殆ど違和感のない表示を実現してくれました。

家族や恋人同士で同機を使っているのであれば、1度試してみたい機能ですね。

VoLTE対応やエモパーなど、見所の多いスマートフォンではありますが、まずはそのルックスの良さと手にした時の心地よさを実感して貰えれば幸いです。

このフレームレスの究極は額縁がほぼないガラスパネルだけの状態だと思います。しかし、その際、使い心地が損なわれてしまっては意味がありません。ただ、今回のSHARPさんから聞いた話や、目にした内容から分かったのは、「ただのガラス板になってもちゃんと使えるものしか出てこない」という事です。

夢を実現してくれるSHARPの技術が生み出す新たなスマートフォンに想いを馳せつつ、この端末を1人でも多くの人が手にとってくれることを祈りたいと思います。

2014/08/25

誰もが夢中になれるスマホ。HTC J butterfly HL23、ついに登場!

2014年8月19日、HTC NIPPONは自社のフラッグシップモデルである、新しい『HTC J butterfly』を発表しました。


カラーは左からインディゴ(青)、ルージュ(赤)、キャンバス(白)の3色。メインカメラにはスマホで初めて2つのレンズを使って撮影する「デュアル・カメラ」を採用し、試供品としてJBLのヘッドフォンが同梱されます。

サイズは70× 145 × 10.0 mm、重さ約156g、ディスプレイには約5.0インチのSuper LCD3を搭載しています。もちろん、WiMAX2+とキャリアアグリゲーション(CA)にも対応した最高スペックの最新モデル。発売は2014年8月29日を予定。


イベントには、HTC本社のCEO、ピーター・チョウ氏や、auの田中社長なども登壇。htcとauの協力関係が強調され、端末のデザイン・スペック調整など、じっくりと両者間で協議がなされ、この時期の発表になったとコメントしていました。

また、対談形式で進められたピーターCEOと田中社長のやり取りの中で、auのネットワークについて会話が及ぶと、田中社長は今年の夏コミでコスプレをした社員による移動Wi-Fiや、大きな爪あとを残した台風11号での対応について詳しく説明。さらに自社の2,100MHz帯の整備が堅調であることをアピールしていました。


発表会では、HTC J butterflyのウリである・デザイン ・カメラ ・サウンド ・UI&UX、これら4つのポイントについてアピール。中でも個人的に気になったのは「サウンド」です。

これまでJ butterflyシリーズはBeatsのヘッドフォンを採用し、音作りもそれに合わせたものになっていました。しかし、Apple社がBeatsを買収した影響なのか?今回のヘッドフォンは冒頭に紹介したJBL製のもの。個人的な音の趣味として、Beatsは不自然な低音ブーストが気になっており、音楽全体を楽しむものではありませんでした。しかし、今回のJBLのヘッドフォンとそのサウンドシステムは、中域・高域の音の抜けがよく、音楽がもつ世界観をより良く楽しめるものであると思いました。

また、今回もフロント面にステレオスピーカーが配されており、ヘッドフォンなしでもクリアなサウンドを堪能できます。カメラと同じく、他のスマホとの差別化ポイントなので、手にとった際はじっくりと確認してもらいたいですね。


また、発表会では、2年ぶり3度目のアンバサダーを務める乃木坂46も登場。CMソングの「何度目の空か?」のライブパフォーマンスを行いました。ライブ後のトークでは、アンバサダーとなった彼女たちが、HTC J butterfly HL23の特徴について紹介し、アンバサダーとしての役割も見事に果たしていました。

なお、このHTC J butterflyは、東京原宿にあるKDDIデザイニングスタジオをはじめ、大阪、名古屋、福岡にあるKDDI直営のauショップで先行展示中。まずは、その手にとって夢中になれるポイントを確認してはどうでしょうか!?
HTC J butterfly HL23

2014/05/26

『共感』を生む3つのAQUOSに込められたSHARPの想い

先日、ITメディアで行われたSHARPの新スマホ『AQUOS』のブロガー向けイベントが行われました。
この日のイベントではドコモの『AQUOS ZETA』、auの『AQUOS serie』、ソフトバンクの『AQUOS Xx』が勢揃い。これまでのブロガーイベントでは、それぞれのキャリアごとに行われており、このように3キャリアのモデルが一堂に会するのは初めてです。



イベントで話された詳しい内容については、他のブロガーさんで詳しく語られているので、僕はちょっとだけ違った視点で。



SHARPと聞いて皆さんが連想されるのは、一体どういったキーワードでしょうか?
おそらくは、IGZOをはじめとする製品を支える技術力を真っ先に思い浮かべることと思います。
僕もSHARPといえば液晶テレビAQUOSに代表されるように、高い技術と創造性を持った会社であると答えることでしょう。



液晶テレビAQUOSだけでなく、これまでに発売されたSHARPのスマホ『AQUOS PHONE』をみてみると、3D機能の搭載や、F値1.9のカメラ、そして高品質・省エネディスプレイのIGZOといった、先進先鋭の技術が目一杯詰めこれまれたスペックのものばかり。

「なんだかスゴそう!」という感想を持っても、「これは使いやすい。楽しそう!」と感じさせるキーワードではないように思います。もちろん、そうした使いやすさとは無縁かと問われると、一切そうしたことはなく、日々の使いやすさをアシストしてくれる機能は多く搭載されていました。

でも、どうしても先進先鋭の機能がクローズアップされ、こうした便利機能はやや隠れてしまっているように思います。



今回、発売されたモデルに秘められたテーマは『共感』というキーワード。
AQUOS PHONEから『AQUOS』という商品名に変化したのも、テレビやスマホと区別するのではなく、同じAQUOSとして自由に使ってもらいたい。枠を超えて、自由な使い方をして欲しいという想いもあるからだと。

TVやスマホという境界を超えて使える楽しさ。つながる面白さをより実感し、さまざまな方法を用いて、感動や喜びなどを多くの人に「共感」して欲しい。そうした強い気持ちが込めらていました。

もちろん、そうした想いを届けるのに大事になってくるのは、確かな技術力だと思います。機能性や技術力を全面に打ち出してはいないものの、前回をさらに上回る性能が詰め込まれ、既存技術もさらに磨きがかけられ、今回、夏モデルとして発表された他社製のモデルと比較しても最高峰の出来であると言えます。

ドコモ、au、ソフトバンクから発売されるモデルの基本スペックはほぼ同じながら、デザインの特徴がそれぞれにあり、同じ名前を関しながらも「選ぶ喜び」があるのは、さすがはSHARPといったところではないでしょうか。

最近のスマホの進化というのは、随分と頭打ちされてきた感じもあります。
しかし、人と人を繋ぎ、生活をよりスマートに、より楽しく、より実りあるものにしてくれるための下準備が整っただけにすぎないのかもしれません。

機能だけを誇るのではなく、どういう使い方をするか?どういった未来を具体的に提示するか?

そうした意味で、スマホをめぐる環境は新章を迎えているのかもしれません。